01:幼女と人外 可愛い孫娘を1人で森を歩かせるのが心配なおじいちゃむは、 半身であって半身でないモノをお供につかせました。とっても心強いね。 02:人魚の腸 海に遊びに来た幼女とおじいちゃむ。 浜辺には傷ついた瀕死の人魚が打ちあがってました。 食べれば不死になれる人魚の肉。でも食用じゃないと思うと躊躇うよね。 03:妖精のイタズラ 森で遊んでいると妖精が現れました。 イタズラ好きの妖精にはついていっちゃいけませんよ。 あまりイタズラの度が過ぎると、自分にしっぺ返しが来ますよ。気をつけようね。 04:ペガサスが降りた夜 とある夜。月を眺めていると喉を嗄らしたペガサスがやって来ました。 ペガサスは心優しいので借りた物はきちんと返します。壊れたままでも。 05:ジャッカロープの証 ジャッカロープに生えているのは角ではなくイボ。 それは死ぬまで治らないという不治の病の証。 幼女1人じゃどうする事もできない、治してあげられないという証。 06:ごめんなさいが言えたなら 悪魔が封印されている本を偶然にも開いてしまった幼女。 久しぶりの外の空気に触れ、悪魔はイタズラを始めます。 しかしおじいちゃむにばれてしまった悪魔。けらけら。けらけら。 でも、きちんと謝らないと怒られます。 07:ユニコーンの恩返し 外で遊んでいると突然ユニコーンが突進してきました。 咄嗟の事でブランコに逃げる幼女でしたが、反動でユニコーンの角を 折ってしまいました。 ユニコーンの角には傷を治す力があります。 一晩の恩返し、ユニコーンは自身の角を幼女に渡す事にしました。 08:エルフの右目 とある晩。傷ついたエルフが家に助けを求めに来ました。 幼女は初めて自分の無力さと、命の脆さに泣く事しかできませんでした。 09:怖がりグリフォン 森で出会った怖がりなグリフォン。尻尾の蛇は、うっかり幼女が摘んだ実を 全部食べてしまいました。おじいちゃむに脅され、パシリに走ります。 10:魔法の勉強 たまにはお勉強しましょうね。あ、幼女のぱんちらシーンが一箇所だけあります (萌えた萌えないの保障はとれませんw) 11:イピリアの雨 イピリアの領域に入ってしまった幼女。本来なら乾季がきてしまうけれど、 怪我を手当てして貰ったお礼にイピリアは一肌ぬぎます。 ダイレクトぱんちらも追加。ぱんちらは今回で終わり。 12:お手伝いハーピー 木の上でハーピーが休んでいると「ねこ」がいきなり手伝いをしろとやって来ました。 昔、おじいちゃむに脅されて以来パシリをされているハーピーは渋々手伝いをします。 あと、お腹の弱い人は牛乳の飲みすぎに注意しましょう。 13:ガタがきたらなおしましょう おじいちゃむと「ねこ」がリンクしている事を知ってしまった幼女。 どんな風に繋がっているのか、実験することに。 14:歌い続けたセイレーン 恋人との別れを嘆き、死にきれずセイレーンになった歌姫。 彼女にとっての想い出は、何だったのでしょう。 (漫画とは関係ありませんが、SoundHorizonの「海の魔女」という曲が セイレーンのものなのでお勧めです) 15:ランプの精 家の掃除をしていると、魔法のランプを見つけた幼女。 願い事を3つまで叶えてくれると、魔人は言いますが幼女は2つまでしか言いません。 16:暴飲吸血鬼 血に飢えた吸血鬼。彼の目にとまった「ねこ」達。 血が飲めれば何でも良いと、「ねこ」に襲い掛かる吸血鬼ですが、 中毒を起こしてしまいます。 17:穴あき鞄とケンタウロス 走れケンタウロス!僕らの手紙を届けるために! 運べケンタウロス!僕らの想いを届けるために! しかし鞄に穴があいていても気づいていないケンタウロス!負けるなケンタウロス! 18:夢魔と悪夢の縛り お喋り夢魔が誘うは悪夢、悪夢、森の悪夢。 19:一緒に遊ぼう 人間によって傷つけられたサテュロス。そのせいで仲間がつくれずいつもひとり。 幼女と遊ぼうとしますが、抉られた傷は体だけではなく心にも残っていたのです。 でも「ねこ」が無理やり遊びに誘ってみることに。 20:飛び続けたドラゴン ある夜、突然空から落ちてきた1匹のドラゴン。 病気にかかり命が長くない事を知ったおじいちゃむは、ドラゴンをその場で 殺そうとしますが幼女はそれを嫌がります。 それでもドラゴンは、仲間がいる空で死ぬ事を選んだのでした。 21:マンドラゴラと殺生の行方 マンドラゴラを引っこ抜いてしまった幼女!嗚呼しかし!「ねこ」には 慈悲なんてものを備えていない!! 目と目があう無慈悲な夕飯の一刻!嗚呼!幼女の胃には受け付けないだろう! 22:憎悪と天使 幼女が泣いている所へ天使が1人降り立ちました。命は風へ、風は再生の想いを乗せて。 そこへおじいちゃむがやって来ますが、天使はおじいちゃむの過去を知っている様子で…? (描き終わってから某メデューサ様の髪型と似てる事に気づく/(^o^)\ 23:死神と天使の行方 許されない罪を裁こうとする天使と、許されない命を奪う死神の行方。 24:その残虐に意味はあるのか 屋根裏に住着いていたスライム。おじいちゃむはただ、幼女に近づけさせないために スライムを殺してしまいました。それを目の当たりにした幼女。以来、彼女は 笑う事を忘れてしまいます。 25:例えそこに温度が無くても 「こわくても たったひとりの かぞく」 26:悪夢をあげます 悪夢を見続ける幼女。でもそれは誰の記憶? 毎夜魘され続ける幼女のために、おじいちゃむはバクを連れて、その悪夢を消化させます。 (バクに「(夢を)あなたにあげます」と言うと、悪夢を見なくなるらしいよ!) 27:私に鏡を見せないで 自身がメデューサだという事を否定する少女。 けれど、おじいちゃむが見せる現実(鏡)からは、彼女の目は離せませんでした。 28:黒い魔女、白い魔女、灰色の意思 1/2 ひたすらイキモノの血を啜り、自身の体にコレクションとしておさめる若い魔女。 「ねこ」の血を奪おうと行動に出ますが「ねこ」には血が通っていません。 魔女の体に流れる血は、色んな命が混ざり合い、ただの毒と化していました。 29:黒い魔女、白い魔女、灰色の意思 2/2 魔女の毒で枯れてしまった草達。おじいちゃむのおつかいで、森の奥にある古き魔女の 所へ大地を治す薬を貰いに行きます。 白い魔女。彼女は途方も無い年月を生きてきました。たった1人の娘と離れ離れに なってから。ああなんて悲劇。彼女は娘の惨劇を知らずに、子供が散らかした玩具を 片付けるようにその地に手を伸ばしてしまったのです。 30:その森に「人間」は要らない その森は人外だらけ。その森は貪欲だらけ。その森は―――誰のためでもない、 自分達を守るための、小さな孤城のような森。 31:それは無地から闇色へ 森の記憶、森のざわめき、森に漂う欲望の数、でもそれは――そう、「自然」な事でした。 ※文章多め。冒頭と終盤がSound Horizonに影響されてます。 32:今、そっちにいくからね 海に落ちてしまった幼女。助けてくれたのは、どこかで見覚えのある人魚。 けれど、その人魚も体は既に朽ち果てていました。 (002話の人魚と双子の設定です) 33:それはあなたと秩序の問題 冥界の番人ヘルとガルム。おじいちゃむが生き物の魂を喰らい過ぎているので、 忠告に来たようです。 ※人外と幼女23話に裏話つけてるので、そちらもどうぞ。 34:暴食ラタトスク 何でも喰うぞラタトスク!例え恐ろしい結末が待っていようとも! 兎に角喰うぞラタトスク!周囲の気持なんか関係ないぞ! 道に落ちているものは拾って食べてはいけませんよ。 35:その結果を誰が望むのか 子を殺され発狂しているラミア。小さいものをみると誰彼構わず手をかけてしまいます。 しかしそれを見て、感じて、目に焼き付けていたのは幼女だけではありませんでした。 ラミアの死は、自らすすんだものなのか、それとも… 36:魂の食い繋ぎ 食事をしていたアーヴァンク。それを幼女が誤って邪魔をしてしまいました。 怒り狂うアーヴァンク、しかし逆に幼女に助けられてしまい、その場から離れていきます。 けれど、その食事の肉は、なんて悲劇、幼女には見覚えのある鱗と白身だったのです。 37:彼女が大人しくなった理由(ワケ) 昔はひとに迷惑ばかりかけていたハーピー。けれど、それが我が身に返り大人しく なりました。殺されかけたとはいえ、彼女にとってそれは「きっかけ」だったのでした。 38:一人だけの命 村で内乱が起こり、人外だったメリュジーヌは標的にされ、 愛していた人の手から逃がされて来ました。村のこと、愛する人のこと、全てを 忘れてしまえば静かに暮らせていた。けれど思いは振り切れずメリュジーヌが村に戻ると、 彼女を出迎えたのは血と肉と火の臭いだけでした。 39:人魚の殺意 双子の人魚を失った母親。彼女はただひたすらに、可愛い娘を喰い殺した相手を 憎むばかりでした。己の命より、相手の食より、何より、娘達が大切だったのです。 40:墓守ゾンビ 死神に喰われ、どこへもいく事のなかった命達。それを懸命に墓に刻み続けるゾンビ。 報われる事も、気づかれる事もない。けれど彼は、かつて生きていたモノ達のために ひたすら墓を掘り続けます。その下に、何も埋まっていなくとも。 ※翻訳文 ------------------------ ヘル:墓の下に何も埋まっていないのに、無駄な事をしているのね    A thing useless though nothing has been buried under the grave is done ゾンビ:…そんな事は関係ない     Such a thing is unrelated ゾンビ:風をさまよい、地から伝わり     It wanders about the wind, and it transmits from ground ゾンビ:俺はせめて、行き場の無いそいつらが     居たという事をここに印したいだけなんだ     I want to mark it.     The thing that they were here ヘル:まるで神父ね    It is like a father ヘル:彼の所には、死神も天使も関わっていなかった    Neither god of death nor the angel were related to him ガルム:どうします?     what do you think?     先に噛みつきますか?     Do you bite previously? ヘル:いいえ    NO ヘル:最近、天使達の挙動が怪しいの    Recently, angels' behavior is doubtful    尻尾が出たら、捕まえましょう    When the tail goes out, let's capture it ヘル:落ちぶれた天使の魂ほど、珍しいものはない    The soul of the angel who falls low doesn't have the unusual one ヘル:その時が楽しみだわ…    I am looking forward to seeing ------------------------ 41:その出会いは必然か いつものように何も埋まっていない墓の手入れをしに来たゾンビ。 そこには誰かが供えた花がありました。彼は、死神の孫だと知らずに幼女と一緒に 花を供えました。でも「ねこ」は、輪廻を許さない命達を弔うゾンビが許せなかったのです。 42:その、命 ちょっとした魔術の失敗で、幼女は命を落としました。 二度目の死。死神が命を削る事は、もう―― 43:歯車が回り出す 死神が魂を削っている一方で、復讐に身を焦がす天使。でも、結局彼女の願いは 私怨に飲み込まれ、誰も彼女に賛同してはくれなかったのです。 44:死神色の目 おじいちゃむに助けてもらって以来、一度も目を覚まさない幼女。 それでも待ち続けている者は、少なくはなかったのです。 45:おはよう かわったことは、ひとつだけ。 おはよう、なかないで、きっともう、しなないからね。